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登場人物
一応ブローディア主人公っぽい (リーフ) フィズ=R=グロリオーサ (保護系+鉱石採掘術)(姉) 18歳 (リーフ) ブローディア=R=グロリオーサ (魔法銃所持)(弟) 15歳 (チョコ) スノー=C=フレーク (弟の友だち)(土+闇)(魔法銃所持)(女) 15歳 (ダイム) ディモルフォセカ=D=ライズ (弟の友だち)(魔法銃所持)(4大エレメント習得) (魔法合成士免許あり) (男) 15歳 (ライト) チューベローズ=R=フィスティス (隣の国の魔法石道具屋)(女) 15歳 (サイス) ルビナス=S=ラルダート (男) (隣の国の魔法石道具屋)(魔法銃所持) 15歳 フィズとローディ 魔法石道具屋の姉弟 店の名前:ビエネッタ スノーとフォセは、ローディと同じ魔法石採掘同盟に所属 スノーは、切れると土で相手の足固めて激しく(ry。 魔法鉱石採掘をよく頼まれる。 採掘する場所は国境にあり、隣国と小競り合いが多い。 同業者の鉢合わせの可能性 用語やら話 この世界のとある国の魔法石道具店の話 雑貨やら魔法石やら売ってる店の姉弟が、魔法石採掘に行く話。 魔法の話 多種多様。 火・水・風・土・自然・光・闇・召還・音・変化・天星術・強化・防御系など てか、思いつくのこんくらいだ。 魔法対策で、魔法石普及委員会がアンチインパクトローブ普及 魔法の衝撃を、ある程度吸収 法衣名:カランコエ 基本はごり押しか、トラップ戦術。 魔法石の話 魔法つめられる。 即戦力であり、一回使うと壊れる。 洞窟の中に流れている川から主に発掘。 魔法つめすぎると、軽く爆発する。 顔面が打撲程度。 発掘9.9割が小さい魔法石 稀にどでかいのがでる。 魔法銃の話 魔法石を丸く加工したものを詰める。 ハンマーのとこに風の魔法石を設置。 風の力で打ち出して、敵に直接衝撃と魔法をぶつける。 隣の国 隣の国っていえば、隣の国じゃね? スタイル 自分で魔法使うか、魔法銃使うか。 自分で魔法使うとなると、詠唱に時間がかかる。 時間をかければかけるほど、疲れない。 クイックキャストすると、体にかなりの負担になる。 魔法銃は、石に詰めた魔法によって効果も違う。 基本小さい石なので、魔力詰めれる量も少ない。 鉱石採掘術 フィズいわく、ソナーみたいなものらしい。 共振? 魔法合成士免許 魔法と魔法を合成し、融合させる技術 フォセいわく、「ミキサーの真似をすればいい。」らしい。 とある国のとある町
町に三つしかない魔法石道具屋 その中の一つの店のお話 ビエネッタの看板がまだ暗い時間、ローディ(ブローディア)は目が覚めた。 <ローディ> 「・・・だいぶ早く起きてしまった・・・・」 窓の外を見る。 外は真っ暗だ。 <ローディ> 「んむ」 <ローディ> 「外で新鮮な空気でも吸うかな・・・・」 二階の隣の部屋には、フィズ姉が寝ている。 起こさないように、足音を立てずに廊下を歩く。 眠い目を擦りながら、二階から一階へ降りていく。 静かにドアを開けて外に出ると、ひんやりとした空気が頬を撫でた。 <ローディ> 「目が覚めるな」 軽く頭を振った。 看板を見上げて、暗い空に白い息が流れた。 <ローディ> 「散歩でもして、時間でも潰すか。」 少し歩いたとこには、噴水広場がある。 そこを目指して、歩いていく。 <ローディ> 「帰ったら二度寝するか・・・」 冷える体を動かし、そんな事を考えながら歩いていく。 噴水近くにもう商売している人たちがいた。 その中に見覚えのあるおじさんがいたので、出店に近づいていく。 <おじさん> 「おお、ビエネッタのとこの息子さんか。」 <おじさん> 「少し安くしとくよ。 どうだい?」 そういって俺に、魔法銃を見せてきた。 リボルバーで6連式になっている。 <ローディ> 「壊れたら買いますよ。はは」 魔法銃は魔法石の反動で結構壊れやすい。 といっても、すぐ壊れるわけでもないわけで。 当たり外れも多い。 このおじさんの出してる銃は、手にしっくりくるで愛用させてもらってる。 <ローディ> 「それじゃ、適当に見て回ってくるので」 <おじさん> 「寒いから、体に気おつけてな〜」 おじさんの声を、背中で聞きながら出店を回っていく。 パンとミルクを買って家に帰る途中の道 上半身裸の男が全力疾走していた。 <ローディ> 「・・・・」 目で追っていると、路地裏に走りこんでいった。 <ローディ> 「・・・今日の朝も平和だなぁ」 そう呟いた。 路地裏から男の声が「気持ちEいぃぃ」とこだましてきたが、気にしない事にした。 家について、テーブルにパンとミルクを置いて二階にあがる。 布団に潜ると、意識が落ちた。 体が揺れている。
意識はまだ深いところだ。 ゆらゆら ゆらゆら <ローディ> 「・・・」 声が聞こえてくる。 <> 「・・・そろそ・・・じか・・」 どうやらいつもの起床の時間らしい。 この声は、フィズ姉か。 <フィズ> 「そろそろ時間です。起きてください。」 <ローディ> 「パンとミルク買って来たから・・もうちょっと・・・あと・・20時間くらい寝る・・・」 <フィズ> 「しかたないですね。」 <フィズ> 「今日の道具の仕入れで試供品があったので、それを使いましょう。」 フィズ姉はドアから出て行った。 これで、もう少し寝れるだろう。 まどろみの中、そんな事を考えていた。 しばらくすると、フィズ姉が入ってきた。 そして、危険な声と変な音が聞こえる。 <フィズ> 「ふふっ」 バチッバチバチッパチッ <ローディ> 「なんか・・・すごい音するなぁ・・」 意識が覚醒してくる。 眠い目を擦り、半目の状態でドアの方を見る。 <ローディ> 「・・・なにそれ・・・」 <フィズ> 「今日仕入れたのですよ?」 手には模造刀が握られており、刃の部分から激しく火花が散っている。 てか、なぜ剣? あまりこだわらないでおこう・・・ そんな事を、考えている場合ではなかった。 <ローディ> 「今起きるから、それはしまってください。」 <フィズ> 「残念ですわ。この試供品の電気の魔法石がどれくらい威力あるか試したかったのにです・・・」 どうやら、柄の部分に電気系統の魔法石がはめ込まれているらしい。 希望通り20時間寝れそうだが、相当痛いだろうってかやばい。 ブレイドには、はめ込むところがある。 そこに魔法石を付ければ、魔法を剣に乗せれる。 そこで注意することは、付ける魔法石によって自分にも被害がくる事と 刃の部分に負担がすごくかかること。 そしてフィズが出て行ったあと、着替えをする。 2分ほどで終わり、ドアをでて一階に向かう。 テーブルには、朝買ってきたパンとミルク それに、野菜スティックと赤いものが置いてある。 <フィズ> 「今日も、よき日に。」 <ローディ> 「今日も、よき日に。」 食事前のあいさつをすまし、食事につく。 <フィズ> 「その赤いのとってください。」 <ローディ> 「あいよ」 <フィズ> 「この赤いのを、野菜スティックにつけて食べるのが最近の流行なのです。」 <ローディ> 「そういえば、朝によく食べてるね。」 見るからに辛そうな物質だ。 しかも、ドロドロしてるし・・・ <フィズ> 「甘いのですよ。」 <ローディ> 「そうなんだ。」 <フィズ> 「食べてみますか?」 <ローディ> 「危険感じるから食べないけどね。」 <フィズ> 「そういわずに」 テーブルに乗り出して、口に無理矢理赤い野菜スティック入れてきた。 服の中の胸がちらっと見える。 もっと、色々と気にしてほしいと思った。 <フィズ> 「なにぼぉ〜としてるのですか?」 <ローディ> 「確かに甘いね。」 <ローディ> 「野菜の甘みが引き立つ感じだ。」 <フィズ> 「そこが流行の秘密なのですよ。」 笑顔のフィズ姉が、とても輝いていた。 すごい眩しい。 食後に、フィズ姉がストレートティーを作ってテーブルに持ってきた。 <フィズ> 「角砂糖は何個?」 鼻歌を歌いながら聞いてきた。 <ローディ> 「一個でいいよ。」 そして、片手に持ったカップのストレートティーに沈んだ瞬間 カップの中から光が爆発して、50cmくらいの氷柱がカップから天井に向かって突き出した。 <ローディ> 「・・・」 <フィズ> 「・・・」 <ローディ> 「アイスティー?」 <フィズ> 「氷の魔法石間違えていれたみたいですわ。ふふっ」 <ローディ> 「ふふっじゃない!手までガチガチに凍ってるしっ」 <フィズ> 「そういえば、今日仕入れたのが角砂糖瓶の横にありましたね。」 <フィズ> 「うっかりですわ。」 <ローディ> 「角砂糖と魔法石間違えるなんて・・・」 とりあえず、溶かさないと手がやばいのでお湯をかけるため奥の部屋に行く。 そして、溶かし終わり。開店準備のために、テーブルどかしたりなんだり。 開店準備が終わると、九時三十分
十時からの開店だ 二階に白い手袋を忘れたので取りに階段に行こうとして、ドアの開く音が聞こえた。 家の中にもとい、店の中にフォセ(ディモルフォセカ)とスノーが入ってきた。 <フォセ> 「さみぃ〜」 <スノー> 「こんちゃ〜」 いつも店の手伝いをしてくれているお二人さんだ。 フォセは右隣の家 スノーは左隣の家 <フィズ> 「外は寒いわね。」 <ローディ> 「ちょっと二階に忘れ物取りにいくから、適当にしててくれ。」 階段を上っていく。 下の会話が聞こえてくる。 <フィズ> 「今、ストレートティーを入れてくるわね。」 <フォセ> 「いつもすみませんね。」 <スノー> 「ありがとぉ〜」 ストレートティー・・・ 角砂糖・・・・ <ローディ> 「角砂糖が氷で、ぶつぶつぶつぶつ。」 <フォセ> 「どうした?壊れたラジオか?あったまるな。」 <スノー> 「こわれぎみだぁ。相変わらずのお手前ですねぇ。」 いつの間にか、階段を下りていたらしい。 <ローディ> 「フォセに頼んどいたのできたか?」 フィズ姉がもどってきてみんなのカップを回収して、また奥に戻って行った。 フォセは4大エレメントが使えて免許もあるので、魔法石に魔法を詰め込む依頼をしていた。 <フォセ> 「悪い、(かったるいから)忘れた」 <ローディ> 「・・・そうか まぁ明日にでも頼むわ。」 <スノー> 「忘れちゃだめでしょぉ〜。」 <フォセ> 「スノーも、怒ってばっかじゃかわいくなれないぜ?」 <スノー> 「どういうことかなぁ?」 <ローディ> 「そろそろ開店か。」 そんなこんなで十時になるのでドアの外にあるプレートを開店にするためにドアに向かう。 <フォセ> 「もっとフィズさんを見習ってだな?こう抱擁力がうんぬん。」 <スノー> 「そうですかぁ・・・忘れ物しやすい子には刺激が必要なんですねぇ?」 魔法銃を取り出し構える。 <フォセ> 「ごめん。いいすぎた。」 <スノー> 「あらぁ?よろしくてよぉ?ふふっ。」 歌のようなリズムで詠唱を刻むとフォセの足に土がまとわりついた。 <フォセ> 「やばいかな・・・?」 <スノー> 「さぁ?」 店においてある売り物のキャンディを取りすばやくリロード 魔法銃が唸る。 ガゥンガゥンガゥンガゥンガゥンガウゥン <フォセ> 「がっ、ちょぉ、やば、まじ、死ぬ、ごふっ。」 6発目に土で固定されてた足が抜けて、ドアにむかって吹っ飛んでいった。 ローディがドアを開けて、プレートを裏返しに反対側にいってるとき フォセが外に吹っ飛んできた。 <ローディ> 「・・・」 フォセは、体が痙攣してる。 中に戻るとスノーが左手を左頬にあてながら、体をくねらせていやいやしていた。 <ローディ> 「・・・今日も平和だなぁ。」 そんな事を思っていると、フィズ姉がスノーに「売り物つかっちゃだめでしょ。」とお説教していた。 ローディとフィズは、カウンターに
フォセとスノーは、在庫管理を担当 開店して、少しすると人がぽつりぽつり入ってきた。 <客1> 「すみませ〜ん。」 <フィズ> 「は〜い。」 <客1> 「傷薬の代わりになる魔法石ありますか?」 <フィズ> 「ヒーリングストーンですね。」 <客1> 「いくらですか?」 <フィズ> 「250ディカートですわ。」 <客1> 「どうも。」 <フィズ> 「いえいえ。」 そんなやり取りを見ていると、在庫だすのにフォセが表に出てきてローディに話しかけた。 <フォセ> 「すみませぇ〜ん。」 <ローディ> 「なんだその声は? 寒気がするんだが?」 <フォセ> 「心の傷を癒せる姉はいませんか?」 <ローディ> 「いません。いてもあげません。」 そんな話が聞こえていたフィズ姉が、顔を赤らめて頬に手を当てていやいやしていた。 <スノー> 「これなら無料ですぅ。」 <フォセ> 「ごふっ」 そういってフォセにボディーブローが入った。 体がくの字に曲がる感じだ。 <スノー> 「ヒーリングブローですぅ。」 <フォセ> 「癒し系・・・最高だ・・・」 いつの間にか、スノーも店にでてきていた。 フォセは、悶えている。 <ローディ> 「今日は、雑貨もよくでそうだから補充しといてくれ。」 <スノー> 「わかりましたぁ。」 <フォセ> 「自分で歩けるから、首掴まないで・・・」 そんなやり取りをしながら、首掴んで引きずって奥に消えていった。 ぼんやりと眺めていたら、目の前にお客さんがいたのであせる。 <客2> 「今日も、みんな元気ですね。」 <ローディ> 「ははっ・・・」 お客さんは微笑している。 <客2> 「これくださいな。」 <ローディ> 「100ディカートです。」 そんなこんなで時間がすぎ、昼になる。 <フィズ> 「みなさんおつかれさまです。お昼にしましょう。」 <ローディ> 「それじゃ、昼食とろうか。」 <フォセ> 「もうこんな時間か。」 <スノー> 「あっというまですぅ。」 その声を聞いて、ローディは店の外に出てドアのプレートを裏返す。 外に出たときに、路地裏から「ヒーリングブローいいなぁ・・・」という声が聞こえた。 <ローディ> 「・・・幻聴か。」 中に戻る。 奥からテーブルを持ち出してくる。 その上に、フィズ姉が料理したものが並べられる。 パンとミルクと色とりどりのサラダ、そして焼いたズド肉。 みんながイスに着く。 <フィズ> 「食事に感謝を。」 <ローディ> 「食事に感謝を。」 <フォセ> 「食事に感謝を。」 <スノー> 「食事に感謝をですぅ。」 さっそくフォセとスノーが、ズド肉の取り合いをしている。 フィズ姉が「まだありますから。」といって部屋の奥に消えていった。 <フォセ> 「ちくしょう!こんなねぇさんいたらなぁ・・・」 <ローディ> 「お前に姉がいたら、もっとまともになってたかもな。」 <スノー> 「まったくですぅ。」 <フォセ> 「じゃあ、フィズさんをありがたくもらって・・・」 <スノー> 「チェイサーぁ」 スドン ボディーブローが入った。 <スノー> 「害虫一閃」 フィズ姉が戻ってきたとき、フォセがうずくまっていた。 <フィズ> 「フォセくんどうしたの?」 <フォセ> 「フィズさん・・・今日も一段と眩しいぜ・・・ごふ。」 <ローディ> 「なむ。」 そして、午後の開店の時間になるので外にいってプレートを回した。 プレートを裏返すと午後三時。
さっそくお客さんが入ってきた。 カランコエを着ているお客さんだ。 <カランコエを着た男> 「午後の開店早々悪いな。」 <ローディ> 「いえいえ。魔法鉱石採掘の依頼ですか?ビオラさん。」 ローディとフィズは魔法石採掘同盟に入ってるので魔法石を取りにいったり、魔法鉱石も採掘を頼まれる。 魔法石道具屋と銃屋と防具屋で結ばれている同盟だ。 <ローディ> 「奥の部屋にどうぞ。」 <フィズ> 「ちょっとお店忙しくて、私はいけないから〜。」 <ローディ> 「ちょっと長引くかもしれないから、スノーよろしく。」 店の奥から声が聞こえる。 <スノー> 「わかりましたぁ。」 <フォセ> 「早めに頼むぜ?」 ビオラさんとは、朝声かけてきたおじさんの息子さんだ。 町に四つある一つの銃屋さんを経営している。 ビオラさんは銃の加工には、火が使えれば便利ってことで火だけ習得してる。 <ビオラ> 「いつもすまん。ちょいと試作ので魔法鉱石使いすぎたのよね。」 <ローディ> 「試作ってはどんなのですか?」 <ビオラ> 「魔法を直で取り込んで撃てる銃かな。」 <ローディ> 「普通のじゃ溶けちゃいますね。」 <ビオラ> 「銃のほとんどを魔法鉱石で作ったんだ。」 <ローディ> 「それはすごいですね。」 <ビオラ> 「ただ、威力がやばい。」 <ローディ> 「どのくらいですか?」 <ビオラ> 「使ってみたが、火が銃口から瞬間60mくらいでたよ。」 <ビオラ> 「反動で、肩が脱臼した。」 <ローディ> 「・・・」 <ビオラ> 「・・・」 <ローディ> 「安全装置は?」 <ビオラ> 「ない。」 <ローディ> 「あまりにも危険すぎるので、まともな物作ってください・・・」 そんな会話をしていると、倉庫のほうからフォセの声が聞こえる。 <フォセ> 「雑談はいいから、依頼の話じゃないんか?」 <ビオラ> 「おっと、長話をしてしまった。」 <ビオラ> 「明日あたりに魔法鉱石を取ってきてくれないか?両手にいっぱいくらいでいいぞ。」 <ローディ> 「おっけ〜です。」 <ローディ> 「そろそろ魔法石の在庫が少なくなってきたからちょうどいいかな。」 <ビオラ> 「60000ディカートでいいかな。」 <ローディ> 「そのくらいですね。」 商談がまとまった。 <ローディ> 「それでは、明日いってきます。」 <ビオラ> 「敵国にはきおつけてくれよ?」 そういって、店を出て行った。 <ローディ> 「敵国・・・ね・・・」 そうつぶやいて、カウンターにもどる。 <ローディ> 「スノー、話終わったからもうかわって大丈夫だ。」 <スノー> 「わかりましたぁ。」 <ローディ> 「あと、明日エルオウル山脈にいくから。」 <スノー> 「ふぉせにもいっときますぅ。」 <フィズ> 「魔法石在庫もあとすこしですし、ちょうどいいですわ。」 <ローディ> 「明日の準備もしなけりゃな。」 そして、午後七時の閉店の時間になりプレートを裏返しにしたあと張り紙を貼る。 『魔法石採掘のため休業』 <ローディ> 「さて、魔法銃の手入れをするか。」 そうつぶやいて、白い息が空に消えていった。 店の中に入り、二階への階段を上がっていく。
<ローディ> 「明日は魔法石と魔法鉱石採掘。」 <ローディ> 「ウィンドフェザーで片道3時間てとこかな。採掘終わったらストレイグで運べばいいか。」 そうぶつぶついいながら部屋に着いてドアを開ける。 <ローディ> 「みんないたのか。」 <フィズ> 「勝手にお邪魔してるわよ。」 <スノー> 「お邪魔してるですぅ。」 <フォセ> 「くそっ!なんで見つからないんだ!!」 フォセが、なんか漁ってる。 <ローディ> 「残念ながらお前の探すようなのはないぜ。」 <フォセ> 「ほぅ。」 そのあと目で語ってくる。 <フォセ> (無くても探し出す。キラリン☆) <ローディ> (ナンダッテ) そして、最終兵器といわんばかりにフォセは懐から本なる物質を取り出そうとしていた。 <ローディ> 「させるかっ」 <フォセ> 「チィ」 とびかかる瞬間、窓から外にフォセが跳んだ。 <ローディ> 「逃がした魚はでかかった・・・」 <フィズ> 「二人とも元気ね。」 <スノー> 「腹黒い戦いですぅ。」 <ローディ> 「戻ってくるまで、雑談でもしててくれ。」 しばらくして、フォセが戻ってきた。 <ローディ> 「生きてたのか。」 <フォセ> 「なんとかな。」 二階から飛び降りてるのに元気な奴だ。 <ローディ> 「明日の話で、さっきも言ったがエルオウル山脈に掘りにいくから。」 <ローディ> 「嗚呼、それとストレイグ使うから契約してきてほしい。」 <フィズ> 「契約は私がしてくるわ。」 <ローディ> 「フィズ姉にまかせるわ。」 <フィズ> 「それでは、今から行ってきますね。」 <スノー> 「きおつけてくださいですぅ。」 そう言って部屋を出て行った。 ストレイグとは、召還士が召還する運搬用カモメのことだ。 <ローディ> 「んで、準備は各自適当にしてくれ。」 <ローディ> 「俺は魔法銃2個と魔法石の弾丸と採掘用の小型の機械くらいだな。」 <スノー> 「魔法石あればぁフォセに詰めてもらえますから魔法石もってきますよぉ。」 <ローディ> 「そうか、頼む。」 <フォセ> 「なにもないに越した事は無いがな。」 <ローディ> 「そうだな。」 <ローディ> 「あと、ストレイグは一匹だから。俺とフォセはウィンドフェザーで爆走な。」 <フォセ> 「それ筋肉痛確定じゃん。」 <スノー> 「がんばれですねぇ。」 <フォセ> 「しかたない、スノーと交換だ。」 <スノー> 「ほぉ。なにが交換なのかさっぱりわかりませんねぇ?」 <フォセ> 「そして、俺はフィズさんに膝枕をしてもらう。」 <スノー> 「どうやら、緩んだネジを締めなおさなきゃいけないですねぇ。」 <ローディ> 「ここ俺の部屋なんだから、魔法は勘弁してくれ。」 そうこう話してると、ドアが開きフィズ姉が入ってきた。 <フィズ> 「帰りましたよ。」 <ローディ> 「お帰り、フィズ姉。」 <スノー> 「お帰りですぅ。」 <フォセ> 「首しまってる首っがっそして背中に無い胸が・・・さ・・・酸素む・・死・・・」 <スノー> 「どうやら、口は災いの元ってことがネジが外れてわからないらしいですねぇ。」 <フィズ> 「顔が紫になってきましたよ?」 <ローディ> 「そろそろやばそうだな。」 <フォセ> 「・・・・・ガッ」 <スノー> 「気を失ったみたいですねぇ。」 すごい満足な顔でいやいやしている。 <ローディ> 「それじゃ、そろそろ解散でいいかな?」 <フィズ> 「明日のために休みましょう。」 <スノー> 「ねましょ〜。」 そしてフィズとスノーはローディのベットに入ってった。 <ローディ> 「・・・」 <フィズ> 「やっぱりお姉さんじゃだめなのね・・・シクシク」 <スノー> 「贅沢ですよローディくんっ。」 <ローディ> 「わけわかんね〜。」 <ローディ> 「とりあえず、風呂入るから部屋から出てくれ・・・」 <フィズ> 「お風呂ですか?やっぱり清潔にしたいとだめという気持ちですか?」 <スノー> 「やっぱり男の子はけだものですねぇ。」 さんざん言って部屋をでてった。 いやいやしながら「ちょっと期待してたのに」とかいう、フィズ姉の声も聞こえた気がする。 <ローディ> 「なんだこの敗北感・・・」 <フォセ> 「チクショウ」 <ローディ> 「やぁ、おはよう。」 <フォセ> 「俺ならあの我侭な体を思う存分堪能するのに。」 <ローディ> 「よいしょ」 <フォセ> 「うわぁぁぁ・・・ゴフゥ」 とりあえず、窓から投げ捨てた。 さてと風呂はいるか。 風呂にはいって終わってから水場へと向かう。
<ローディ> 「風呂あがりにはやっぱアールグレイとミルクを3:7だな。」 火の魔法石で火をおこし、そこに小さな鉄鍋をのせて水が沸騰したら茶葉を入れて蓋をして30秒で煮出し終わる。 茶葉を取り除き、カップに少し3割ほどいれてシナモンスティックで掻き混ぜる。 そしてミルクを入れれば完成だ。 <ローディ> 「ちょっと多かったな。フィズ姉も飲むかな?」 二階に行き、フィズ姉の部屋の前に着いた。 <ローディ> 「フィズ姉起きてる?」 <フィズ> 「ちょっとまってください。今着替え中です。」 <ローディ> 「嗚呼、アールグレイ作ったんだけど飲む?」 <フィズ> 「そうですね。頂きましょうか。」 <ローディ> 「下に行って作っとく。」 <フィズ> 「わかりました。もうちょっとかかりそうなので。」 <ローディ> 「あい。」 一階に戻って水場にいく。 テーブルに二個のカップを置いてイスに座る。 <ローディ> 「早めに寝とくか。」 独り言を言う。いつもの事だ。 <フィズ> 「おまたせ。」 <ローディ> 「少し冷めたから飲みやすいと思う。」 <フィズ> 「ローディくんのはいつものですね。」 <ローディ> 「風呂あがりにはやっぱこれが一番かな。」 <フィズ> 「温まります。ふぅ〜。」 飲んで終わり、雑談をして片付けて部屋に戻る。 部屋に置いてある光石に蓋を被せると部屋が暗くなった。 <ローディ> 「・・・」 徐々に意識が遠くなっていき、意識が途絶えた。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 夜も更けた頃、ドアが動く。 <フィズ> 「とても怖い夢を見て寝れないですよ。」 <フィズ> 「うぅ、真っ暗は怖いですよ。」 <フィズ> 「・・・明日早いのに・・グスン」 <フィズ> 「という事でお邪魔するですよ。」 ローディの布団にもぐりこむ。 <フィズ> 「落ち着きますね。ふぅ。」 そんな事ぶつぶつといっていると、ローディがぬいぐるまでけぇとか寝言をいってフィズ姉の腰に抱きついてきた。 <フィズ> 「!」 <フィズ> 「だ・・だめですよローディくん!いくら姉弟だからって・・ふぅ。」 ローディは、ぬいぐるまが・・ぬいぐるまがフォセをぉとかうなされている。 <フィズ> 「嗚呼、どうしましょう。このままでは・・・お姉さんですから。お姉さんですから。やんっ☆」 もぞもぞやんやんしていると、さらに力を入れて抱き寄せてきた。 <フィズ> 「ふぅ。たくましく育ってるんですね。お姉さんだめかもしれませんよ?」 ローディは夢の中なのでしったこっちゃない。 そして、夢の中で香草のいい香りがしてきている。 とても安らぐ香りだ。 <ローディ> 「・・・飯・・ぐ・・・」 <フィズ> 「・・・はっ・・・危ういとこでした・・」 <フィズ> 「寝れそうではないけど、寝るしかないようですね。」 そして、だんだんと意識が薄れて眠りに落ちた。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 冷たい空気が頬を撫でる。
<ローディ> 「ん・・・」 鳥の羽の入った布団の下で寝返りをうつと、甘い匂いがする。 <ローディ> 「んん・・・ん?」 顔の前にフィズ姉がいる。そして寝ている。 <ローディ> 「・・・んー?んん」 気にしたら負けだと思ったので、布団からでた。 フィズ姉はもぞもぞしていたので布団をかけてあげた。 <ローディ> 「外の空気でも吸ってくるかな。」 今日はエルオウル山脈に、魔法石と魔法鉱石を取りに行く日だ。 <ローディ> 「ついでに散歩でもするか。」 ドアを音をたてないように開けて、一階に下りていく。 外がまだ暗いので、出発まで3時間はゆっくりできるだろう。 <ローディ> 「1000ディカートくらい持ってくか。」 外にでると、新鮮な空気が流れ込んできた。 <ローディ> 「さてと」 広場に向かって、歩き始めた。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 右隣の家の様子 <フォセ> 「寒すぎる・・・」 嗚呼、さみぃなぁとぶつぶついって布団の下でもぞもぞする。 <フォセ> 「下いって、暖まるか。時間も早めだな。」 下には暖炉があり、そこに薪をいれて火の魔法で火を起こす。 4系統使えるので特に魔法石を使わないで何でもできる。 <フォセ> 「この布団の暖かさを失ってでもだな。漢には行かなくちゃいけない所があるんだ。くそっ。」 よくわからない言葉を叫びながら下の階にめんどくさそうに行く。 <フォセ> 「薪ねぇ薪。昨日置いとけばよかった。」 すげぇさみぃなぁぁぁ 薪を手で取り、暖炉に突っ込む。 歌のようなリズムで詠唱を刻む。 <フォセ> 「フレス・フゥリス」 薪に火がついた。 人によって魔力を集められる大きさが違う。 最後言葉を言わなくても、心の中で言えばちゃんと魔法は発動してくれる。 言った方が、しっくりくる人が多い。 <フォセ> 「これで暖まれるぜ。ここまでたどり着くのに10分・・・長かった・・・」 もう動きたくねぇと強く思いながら暖炉前でぬくぬくする。 <フォセ> 「とりあえず魔法石に魔法詰めるか。」 魔法石を手に持ち詠唱を始める。 <フォセ> 「リグ・ガウス」 魔法石に魔法が吸い込まれる。 雷系の魔法だ。 <フォセ> 「シャウト・キー」 これで刺激を与えなければ大抵暴発はしない。 とりあえず何個か詰めた。 <フォセ> 「まぁ適当に何種類か詰めればいいか。」 そんな感じで時間を潰す。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 広場に向かっていくと、早速声がかかった。 <おじさん> 「今日も早いな。」 <ローディ> 「おじさんも早いですねぇ。」 <おじさん> 「早起きすると、3ディカート得するらしいぞ。」 <ローディ> 「初めて聞きましたよ。」 <おじさん> 「俺も初めて聞いた。」 <ローディ> 「・・・」 <おじさん> 「・・・ははっ」 <おじさん> 「ところで、こんなの買ってみたんだが食べるかい?」 <ローディ> 「なんですかそれは?」 <おじさん> 「隣の村に用事でいったときに買ってきたんだ。保存食らしい。」 <ローディ> 「雑草にしか見えませんね。」 <おじさん> 「意外においしいぞ。」 おじさんに、ながっぽそい青い草が10本くらいまとまっている物を渡された。 <ローディ> 「色はあれですけど、チーズっぽいような味しますね。しかも結構甘いですよこれ。」 <おじさん> 「気が向いたら、またなにかかってくるわ。もいっこあるからやるよ。」 <ローディ> 「すみませんね。かわりに今度割引しますよ。」 <おじさん> 「そいつぁ悪いな。はっはっはっ。」 <ローディ> 「それじゃ、ほか見て食事の買って帰りますね。」 <おじさん> 「体にはきおつけろよ〜」 もらった保存食のついでに入れる皮袋までもらった。 <ローディ> 「親切すぎだなぁ。」 そんなこと思いながら色々回る。 パンと野菜とミルクを買った。 見て回ったときに、骨董品の銃がちょっとばかしほしかったのは内緒だ。 <ローディ> 「こんなもんかな。」 帰り道を歩く。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− <フォセ> 「そろそろローディ起きてるんじゃねーかな?」 そんな事を思うと体が動く。 <フォセ> 「鼻に魔法石詰めるか。」 すごい乗り気で、フォセは家のドアを開けて隣の家に向かう。 <フォセ> 「勝手に入るぜ。」 とりあえず、適当に言葉を発してドアを開ける。 <フォセ> 「外とあんまりかわんねーな。」 二階へと向かう。 そしてローディの部屋のドアを開ける。 <フォセ> 「ん?甘い匂いするな。まぁ趣味でも変えたのか?」 <フォセ> 「それにしても・・・いい匂いだな・・・」 <フォセ> 「・・・はっ・・・ローディに発情!?」 <フォセ> 「う・・・うああああぁぁぁああぁ」 叫びながら、窓を開けた。 <フォセ> 「落ち着け俺。」 <フォセ> 「俺は・・・俺はっ・・ボーイズラブじゃねぇぇえええええ」 窓から飛び降りた。 布団の下で、フィズ姉はうーんうーんローディくんだめです。とうなされていた。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 家の前に近くまで来ると声が聞こえてきた。 「は・・・俺は・・・ボーイズラブじゃねぇぇぇえええ」 そして、俺の部屋の窓からフォセが華麗に飛んだ。 <ローディ> 「・・・ふぅ」 <ローディ> 「今日も平和だなぁ・・・」 部屋にもどり、銃を持ちカランコエを着る。
フィズ姉はまだ寝ている。 一階に降りると、スノーが丁度ドアを開けたところだ。 <スノー> 「こんちゃ〜」 銃を持ちカランコエを着て一人の少女が入ってきた。 髪の毛に簪を着けている。 セミロングに簪が映えている。 <ローディ> 「フォセはどうしたんだ?」 <スノー> 「発狂して広場に向かって走りながら『違う・・・違うんだ・・・俺やべぇぇえええ』とかいってやばかったですぅ」 <ローディ> 「もうだめだな」 <スノー> 「ふぃずねぇはどこですかぁ?」 <ローディ> 「まだ寝てるよ。俺の部屋で」 <スノー> 「・・・どれだけがんばるんですかぁ・・・」 <ローディ> 「うん〜?」 <スノー> 「ふぃずねぇおこしてくるですよぉ」 <ローディ> 「嗚呼、頼むよ」 スノーが二階に上ってくの見計らったようにドアが勢いよく開いた。 <ローディ> 「やあ、今日も壊れてるフォセじゃないか」 <フォセ> 「・・一つ聞きたいことがある・・・お前は女か?」 <ローディ> 「どうやら・・・相当やばいな・・・」 <フォセ> 「・・・確かめさせてもらおうか」 <ローディ> 「・・・勘弁してくれ」 そんなやりとりをしていると、フィズ姉とスノーが降りてきた。 <スノー> 「すごい状況ですねぇ」 <フィズ> 「ローディくんがそっちの道に・・・私という人がいながらっ」 <ローディ> 「いや、俺男だし。フィズ姉は姉だし。てかそろそろ着替えてくれ二人とも」 <フォセ> 「知ってる。もうこんな時間か。一回もどって着替えてくるわ」 フォセがドア開けて外にでてった。 <フィズ> 「そうです・・・姉としてここは頑張らないとだめなんですよ・・・」 <ローディ> 「ところで、なぜフィズ姉はここで着替え始めてるのかな?」 <スノー> 「ローディくん。変態さんですねっ」 <ローディ> 「出かける前に、グロッキーだぜっ」 とりあえず、隣の部屋で待つこと数分 やっとみんな準備できたらしい。 フィズ姉は、銃と魔道書を持ち、カランコエを着ている。 髪の毛はロングでいつもどおりゆるやかウェーブになっている。 サイドテールに小さいわっかの宝石が通されている。 ウェーブだがぺったりしていて、サイドテもぺったりだ。 フォセは、いつもどおり短髪でツンツンしている。 カランコエの首元に水色のペンダントをいつも離さず着けている。 砂糖水とかいう名前の水を司る召還精霊がそこに収まっている。 収まっているってか、部屋だな。 <ローディ> 「さて、そろそろ来る頃か」 外にでると、運搬用カモメもといストレイグが降りてきた。 <> 「お待たせしました。名前はバームクーヘンです」 <ローディ> 「・・・おいしそうな名前だ」 <バームクーヘン> 「以後よろしく」 <ローディ> 「エルオウル山脈まで二人をよろしく頼むよ」 <バームクーヘン> 「善処する」 <フィズ> 「よろしくですよ」 <スノー> 「あんまり高いとこいかないでくださいねぇ」 <バームクーヘン> 「善処する」 二人を背中に乗せ、空に向かって飛び立った。 <ローディ> 「さて、俺たちも行くか」 <フォセ> 「そうだな」 フォセはゆっくり詠唱を始め、地面を2回足のつま先で蹴った。 ローディとフォセの足の周辺に風が吹き荒れる。 <フォセ> 「んじゃ行くか」 <ローディ> 「いつも助かる」 ストレイグの飛んだ方向に走り出す。 |
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